最後のデバッグ日記~ブタヒコの思い出~

サバイバールPGのデームデザイナー、友野です。

さて今回も自己分析デバッグレポートを続けます。

まずはこいつが出てきたところですね。

これは結構思い入れのあるキャラで
その名もブタヒコと申しますが
まあ、嫌な予感しかしないキャラですし
このゲームはこいつに殺されて始まるという。

で、不死身の体を手に入れて
お互いに殺しあうというのが
本作「サバイバールPG」なわけですが。

こいつには色んな要素が詰め込んであり
何がと一番と言われたら
それはディアブロのブッチャーです。

まあ見た目はともかく、
一番は「思い出」ですね。

ディアブロの初代は30代以上のゲーマーにとって
圧倒的な存在です。
ブッチャーはその最初のボス。

ネットゲームの端緒で
ぼくはこれのためにパソコンをなんとかして
手に入れるという。

で、見ず知らずの外人たちと(電話回線を介してつながり)
潜ってはこいつに殺されるんですけどね。

恐怖感がハ・ン・パ・ない!
いや、絵はね?
正直当時のFF?とかのがすごかったんだと
思うんですよ。技術的に。

でも、これはグラフィックがどうのとか
そういうのじゃない、
圧倒的な体験なんですよ、
実際の人間と遠隔でパーティ組んで
それが全員殺される、というね。

僕は思いました。
ゲームにとって一番大事なのは
グラフィックではないと。
「体験」であると。
(グラフィックが大事でないと言ってるわけではない。念のため。)

そしてそれは20年後も消えずに
ぼくの中に残っていたんですね。

だから勝負できると思った。
この、サバイバールPGで。

「つづく」