2021.02.22

 

情熱大陸を見ていないのでいまいちわかっていないが
一曲目タイトルが「Dynasty(王朝)」で
内容がt.A.T.u.
(そういう人たちがいたんです昔。
一応プロデューサーがトレヴァー・ホーンだったりする
仕掛けられた子どもたち)
のパロディとか、

「このギャグは日本以外にも通用するのだろうか?」
という疑問も束の間、

メタリカみたいなギターが荒れ狂う曲に
「STFU」と名付けてみたり、
「ヘヴィメタがギャグになる、というのは世界的な常識なのか?」
という新たな命題を突きつけてくる。

(マキシマムザホルモンで世界は笑うのか?
 あ、でもベイビーメタルは・・・)

そんな感じで前編大笑いできる内容なのと、
「これ、みんなが笑うやつ?自分の勘違い?」
という葛藤を常に与えてくる問題作。

(サビの歌詞が「コム・デ・ギャルソン」連呼って・・・)

突飛な悪ふざけに見えるようだが
葛藤はすなわち自我の形の浮き彫りに他ならず、
それこそがオーセンティックなアートの社会的役割だったりする。

尖ってるように見えて、真面目。

「まるで俺みたいだ」と呟いて、
僕は倒錯気味に自分の葛藤を受け入れることにした。