2021.02.24
20年前、唐突に彼らがフックアップされた時
僕らには謎と疑問しかなかった。
「なぜ今、ベルベットアンダーグラウンドの真似を・・・?
いや、ベルベッツはすごくいいと思うんだけど」
まあ、実際にはまんまベルベッツってわけじゃなかった
部分が謎なんだけど
その謎はセカンドアルバムからの先行シングル
「12:51」で、とりあえずある程度明かされる。
ああ、これはおしゃれフューチャーポップだったのか、と。
(言葉から想像されるPerfumeみたいな感じとはまた違ったところが
僕らには謎だと思えた。a tribe called quest的に)
で、有名になりすぎたからなのか
その後唐突にラウドになったりとイマイチ
焦点が定まらず、どう聞いていいかわからんまま
20年が経過したが、
久々にストロークス的フューチャーポップど真ん中、
という作品になってるのがこれ。
とはいえタイトルがニューアブノーマル、ということで
ようやく時代が追いついたように思えつつも
未だに人類にとってこれは新しい「フューチャー」
なのであるという距離感はそのままに、
やっぱりどこか謎めいた存在であるのが
彼らストロークスなのであった。(友野)